スマートフォンと音楽の関係性を考える連載「スマホ音楽LIFE」。こんにちは、いっしーです。
第6回となる今回は、音楽のプロの方にインタビュー。スマートフォンの活用術や、オススメのアプリを聞いてみました。インタビューに応えてくださったのは、音楽家 RAM RIDER氏です。
? RAM RIDER プロフィール
DJ/プロデューサー/リミキサー/作曲家など、様々な顔を持つRAM RIDER氏。浜崎あゆみ、 m-flo、globe等多くのアーティストの作品に参加している。自身としては、2012年異なるコンセプトのオリジナルアルバム「AUDIO GALAXY -RAM RIDER vs STARS!!!-」「AUDIO GALAXY -RAM RIDER STRIKES BACK-」を2枚同時リリース。
【よろしくお願いします。】
ーさっそくですが、お持ちの端末をみせてください。
いまメインで使っているのはiPhone 5sですね。実はAndroidも持っているのですが、普段はiPhoneを使っています。
ーiPhone はいつ頃から使っていますか。
iPhone 3GS から使っています。
【EQはいじらない。アルバムのシャッフルもしない。】
ー身体を動かすのが趣味という事を伺っているのですが、よく使うアプリはありますか。
毎日使っているのは「Nike+ Running」です。これを使って、毎日2~3km走っています。あと、「ARGUS」っていうアプリがオススメですね。万歩計なんですけど、一緒に気温とか記録してくれるので便利ですよ。
ーランニングの際は、やっぱり音楽を聴いているのですか。
そうですね。ランニング中や移動のときはだいたいiPhoneで音楽を聴いています。
ー普段どんなイヤホンを使っていますか。プロがオススメするイヤホンって、たぶん読者の方も知りたいんじゃないかと。
いつも使っているのは、「JayBird BlueBuds X Bluetooth」ですね。スポーツをやるので、やっぱりワイヤレスの方が使いやすいです。中でもこのイヤホンは、バッテリーも音質もワイヤレスの中ではかなり良いほうだと思いますよ。
ーそういった普段に音楽を聴く上で、こだわっている事はありますか。例えばEQを自分好みにいじるとか…。
基本的にEQはいじらないですね。クロスフェードもしません。アルバムのシャッフルもしない。
その人のクセとかミックスが聴きたいので。なので「こだわり」という点でいえば、フラットな状態で聴くこと、ですか。
ーなるほど。やはり製作側の目線だとそうなりますよね。
そうですね。作った人の意図をそのまま聴きたいですね。
【iPhoneアプリは最高の遊びツール。でも作曲は別。】
ー普段使っている音楽系のiPhoneアプリはありますか。
オススメは「PolyTune」というアプリですね。これチューナーなんですけど、ギターの6弦すべてを一度に拾ってくれるんです。普段レコーディングのときにギタリストに渡したりします。ミュージシャンにはオススメですよ。
ー1本1本別々にチューニングする手間が省けるのはいいですね。
そうですね。あ、あと、知り合いのDJに教えてもらったのが「Traktor DJ」です。これが凄いのは、曲の小節を自動で判別して区切り、タッチだけでリピートとかの操作ができるんですよ。タッチ画面を最大限に利用した操作がとても気に入っています。
ーそういった音楽系のアプリを、そのままご自身の作品作りに活用することはあるのでしょうか。
僕は、iPhoneは遊び道具として使っています。曲のスケッチにも何度か試してみてはいますが、僕には合ってないみたいで(笑)。遊ぶだけで、曲作りには活かしていないです。メモ帳アプリで歌詞を書き込んでいったりはしますけど。
ーアプリだけでなく、音楽系のガジェット等も同様に、作品作りにはあまり活用されてはいないのですか?
以前はiPhoneに装着して高音質で録音できるレコーダーなどを使っていました。
でも最近はとにかく、iPhoneに何かつけて使う行為自体が、コンピューターなどのハードウェアと張り合っているような気がして、あまり魅力を感じないんですよね。だったらハードでいいじゃん、みたいな。
ーOSのアップデートや、コネクターが変わって使えなくなるってのもリスクですよね。
そうですね。レコーディングにしてもミキシングにしても、手のひらで一定の質が実現できるようになったという意味では、非常に素晴らしいとは思いますが。
【同系アプリをセットで使ってみる。】
ー一般の音楽好きの方にオススメのアプリってありますか。
有名なアプリですが、「Shazam」と「Midomi SoundHound」はお勧めですね。この2つはどちらも「音楽を聴かせて曲名を当てる」というアプリなのですが、状況によって使い分けるのがコツです。
ー“状況”といいますと?
片方で出なかったけどもう片方では出るとか、結構あるんですよ。なので両方セットで持っておくのをいつも勧めています。
【今のスマートフォンには満足している。むしろデトックスしたい。】
ー音楽以外でも結構なのですが、今欲しいサービスやガジェットはありますか。
最近はシール型のGPSガジェットがあるみたいですが、その発展系が欲しいですね。貼っておくだけでモノをすぐに探し出せるみたいな。それを自宅の鍵とかリモコンとかあらゆる物に貼っておきたいですね(笑)
ー「iPhoneを探す」のようなアプリで色んな物が探せるようになったら便利ですよね。
そうですね。ただ、ちょっと前に日本に上陸した「Square」もそうですけど、割と最近は自分がやりたいと思っていたことがどんどん実現されていっているので、そういった意味では満足しています。むしろ、スマホを触る時間を少し減らしたいくらいです。(笑)
ーやはりフィーチャーフォンに比べると、生活への密着度が高いデバイスですよね。反面、スマートフォンの登場で便利になったと思うことはありますか。
1つのアカウントで曲が残っていて複数のデバイスで同じコンテンツが楽しめるようになったとか、そういった小回りが効くようになったのは凄く便利に感じていますね。
ーなるほど。本日はプロの方の貴重なお話が聞けてよかったです。ありがとうございました!
ありがとうございました。
第6回となる今回は、音楽のプロの方にインタビュー。スマートフォンの活用術や、オススメのアプリを聞いてみました。インタビューに応えてくださったのは、音楽家 RAM RIDER氏です。
? RAM RIDER プロフィール
DJ/プロデューサー/リミキサー/作曲家など、様々な顔を持つRAM RIDER氏。浜崎あゆみ、 m-flo、globe等多くのアーティストの作品に参加している。自身としては、2012年異なるコンセプトのオリジナルアルバム「AUDIO GALAXY -RAM RIDER vs STARS!!!-」「AUDIO GALAXY -RAM RIDER STRIKES BACK-」を2枚同時リリース。
【よろしくお願いします。】
ーさっそくですが、お持ちの端末をみせてください。
いまメインで使っているのはiPhone 5sですね。実はAndroidも持っているのですが、普段はiPhoneを使っています。
ーiPhone はいつ頃から使っていますか。
iPhone 3GS から使っています。
【EQはいじらない。アルバムのシャッフルもしない。】
ー身体を動かすのが趣味という事を伺っているのですが、よく使うアプリはありますか。
毎日使っているのは「Nike+ Running」です。これを使って、毎日2~3km走っています。あと、「ARGUS」っていうアプリがオススメですね。万歩計なんですけど、一緒に気温とか記録してくれるので便利ですよ。
ーランニングの際は、やっぱり音楽を聴いているのですか。
そうですね。ランニング中や移動のときはだいたいiPhoneで音楽を聴いています。
ー普段どんなイヤホンを使っていますか。プロがオススメするイヤホンって、たぶん読者の方も知りたいんじゃないかと。
いつも使っているのは、「JayBird BlueBuds X Bluetooth」ですね。スポーツをやるので、やっぱりワイヤレスの方が使いやすいです。中でもこのイヤホンは、バッテリーも音質もワイヤレスの中ではかなり良いほうだと思いますよ。
ーそういった普段に音楽を聴く上で、こだわっている事はありますか。例えばEQを自分好みにいじるとか…。
基本的にEQはいじらないですね。クロスフェードもしません。アルバムのシャッフルもしない。
その人のクセとかミックスが聴きたいので。なので「こだわり」という点でいえば、フラットな状態で聴くこと、ですか。
ーなるほど。やはり製作側の目線だとそうなりますよね。
そうですね。作った人の意図をそのまま聴きたいですね。
【iPhoneアプリは最高の遊びツール。でも作曲は別。】
ー普段使っている音楽系のiPhoneアプリはありますか。
オススメは「PolyTune」というアプリですね。これチューナーなんですけど、ギターの6弦すべてを一度に拾ってくれるんです。普段レコーディングのときにギタリストに渡したりします。ミュージシャンにはオススメですよ。
ー1本1本別々にチューニングする手間が省けるのはいいですね。
そうですね。あ、あと、知り合いのDJに教えてもらったのが「Traktor DJ」です。これが凄いのは、曲の小節を自動で判別して区切り、タッチだけでリピートとかの操作ができるんですよ。タッチ画面を最大限に利用した操作がとても気に入っています。
ーそういった音楽系のアプリを、そのままご自身の作品作りに活用することはあるのでしょうか。
僕は、iPhoneは遊び道具として使っています。曲のスケッチにも何度か試してみてはいますが、僕には合ってないみたいで(笑)。遊ぶだけで、曲作りには活かしていないです。メモ帳アプリで歌詞を書き込んでいったりはしますけど。
ーアプリだけでなく、音楽系のガジェット等も同様に、作品作りにはあまり活用されてはいないのですか?
以前はiPhoneに装着して高音質で録音できるレコーダーなどを使っていました。
でも最近はとにかく、iPhoneに何かつけて使う行為自体が、コンピューターなどのハードウェアと張り合っているような気がして、あまり魅力を感じないんですよね。だったらハードでいいじゃん、みたいな。
ーOSのアップデートや、コネクターが変わって使えなくなるってのもリスクですよね。
そうですね。レコーディングにしてもミキシングにしても、手のひらで一定の質が実現できるようになったという意味では、非常に素晴らしいとは思いますが。
【同系アプリをセットで使ってみる。】
ー一般の音楽好きの方にオススメのアプリってありますか。
有名なアプリですが、「Shazam」と「Midomi SoundHound」はお勧めですね。この2つはどちらも「音楽を聴かせて曲名を当てる」というアプリなのですが、状況によって使い分けるのがコツです。
ー“状況”といいますと?
片方で出なかったけどもう片方では出るとか、結構あるんですよ。なので両方セットで持っておくのをいつも勧めています。
【今のスマートフォンには満足している。むしろデトックスしたい。】
ー音楽以外でも結構なのですが、今欲しいサービスやガジェットはありますか。
最近はシール型のGPSガジェットがあるみたいですが、その発展系が欲しいですね。貼っておくだけでモノをすぐに探し出せるみたいな。それを自宅の鍵とかリモコンとかあらゆる物に貼っておきたいですね(笑)
ー「iPhoneを探す」のようなアプリで色んな物が探せるようになったら便利ですよね。
そうですね。ただ、ちょっと前に日本に上陸した「Square」もそうですけど、割と最近は自分がやりたいと思っていたことがどんどん実現されていっているので、そういった意味では満足しています。むしろ、スマホを触る時間を少し減らしたいくらいです。(笑)
ーやはりフィーチャーフォンに比べると、生活への密着度が高いデバイスですよね。反面、スマートフォンの登場で便利になったと思うことはありますか。
1つのアカウントで曲が残っていて複数のデバイスで同じコンテンツが楽しめるようになったとか、そういった小回りが効くようになったのは凄く便利に感じていますね。
ーなるほど。本日はプロの方の貴重なお話が聞けてよかったです。ありがとうございました!
ありがとうございました。
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