ネット流出する個人情報に新たな動き。もう気をつけようがない!?

ネット流出する個人情報に新たな動き。もう気をつけようがない!?

LAURIER(ローリエ) 2013年11月11日 07時00分 (2013年11月11日 12時16分 更新)
  先日、友人から聞いた話です。会社で「Google」を利用していたところ、ネット経由で予約を した海外のホテルの広告が、以降頻繁に表示されるようになったとのこと。しかも、自宅であろうが会社であろうが、場所を問わずにその広告が表示されるよう になったそうで、友人は驚きつつも、なんだか気味の悪い思いをしたとのことでした。
 
「Google」が私たちのサイト閲覧履歴等から、 年齢や性別、趣味などを予測して記憶し、その広告表示等に利用している、という話はあまりにも有名ですが、実際に身近な話として目の当たりにしてみると、 確かにあまり良い気分はしないもの。近々、利用者のアカウントに登録してある友人等のユーザー名やプロフィール写真が、自動的に広告にも使用されるように なる、なんて動きも新たにあるそうです。
 
ビッグデータ時代と称される昨今、このように、私たちが知らないうちに、自分たちの情報が収集 されたり、第三者に提供されていたりすることは意外と多くあるもの。「facebook」でも、前出の「Google」の新サービスと同様の機能がすでに 備わっているし、アマゾンや楽天に代表されるネット小売でも、個人の購入履歴が活用されています。
 
また、第三者への提供が目的ではない ものの、先日リリースされた「iOS7」では、なんとネット経由で入力したIDやパスワード等を、すべて自動的に(!)端末に保存する機能まで備えている とのことでした。(一定の範囲で保護されているとはいえど)本当に必要な機能なのか、はたまた一体どこまで『プライバシー』とみなし守るべき情報なのか、 私たちも何だかちゃんとわからないままに、機能ばかり発達しているようにも感じます。
 
確かに、これらの情報が端末やサービス提供会社に保存されていることにより、ユーザーにとってより関心の強い情報に多く触れることができたり、IDやパスワードをいちいち手動で入力する手間が省けたりして、ネットライフがより便利かつ快適になるのは確かです。
 
ですが、自分の設定や個人情報について無自覚のままに、第三者に自分の趣味に関する情報が提供されていたり、自分もいちいち記憶していないほどのパスワードがずらっと端末に保存されているのを見たりしとしたら、少しぞっとするのではないでしょうか。
 
インターネットの利用機会が増え、色々なWebサービスが増えることにより、確実に私たちの生活は便利になっています。
しかしそれにつれて、必要な設定や規約、機能も多様化し、自分の普段使っているパソコンや携帯電話が、いつの間にか、私たちの手に負える範囲を超えて、ものすごく速いスピードで、ブラックボックス化している…。
 
だからと言って使わないわけにもいかないのが辛いところですが、今の時代、利便性とセキュリティの危険性はいつも隣り合わせ。“知らぬ間に”自分の個人情報を提供している、なんてことがないようにしたいものです。
 
「ぶっちゃけよく分からないけど、みんな使ってるしだいじょうぶでーす!」と、なんとなく流されて使うのではなく、情報やリスク管理には敏感に、自分のできる範囲での防御策をとりましょう!

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